秦基博・大江千里『Rain』 の歌詞考察。
こんにちは。あい(@kimidori_ai)です。
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— 山口 あい (@kimidori_ai) 2017年10月15日
から、歌詞をノートに書き溜めて今日で9曲目。
なかなか楽しい作業ではまっています。
一つの作品をじっくり味わう事によって、どんな風に作られたのか?
この曲にはどんな思いが込められているのか?どんな背景があるのか?
更にそれをどのように表現するのか?
そういう事を音楽が好きだと言いながら今までそこまで深く掘り下げた事は無かったのですが、歌詞を自分で写し、意味を考えて自分なりに噛み砕いて味わってからもう一度じっくり曲を聴いてみるとなんだか泣けてくるんですよね…不思議と。
一つの芸術を味わうってとても贅沢な感じがします。究極に今楽しい事の一つです。地味ですが、楽しいです。笑
歌詞を自分だけで味わうのもいいけど、それを誰かに伝えようとするならばもっと理解が深まるんじゃないか?
と言われたので、なるほどやってみようという事で、ゆるっと歌詞考察をブログに書いてみる事にしました。
一曲目は秦基博さんのRain。大江千里さんの曲です。
Rain 歌詞考察
この歌詞は男の人の悲しい、寂しいという何とも言えない感じの気持ちがあって、君のことが大好きで大事なのに口笛なんか吹いて余裕なフリをして、本当の気持ちを素直に言えない。
でも君はそんな僕のことを分かっているけれど、もう付き合いきれないわー、という感じなのかそれともまた許してしまうのか。そんなケンカを繰り返している男女の話なのかなぁと思っています。
Aメロのこの部分。
しわよせで こんな風に雑に 雨の夜にきみを抱きしめてた
人にはいい顔をしているけれど、それは本心ではないから疲れてしまってきみには雑になってしまう。
結局きみに甘えてしまっているんだろうけど、抱きしめていたのは何かを謝っていたのかなぁ。
悪いのは自分の激しさを かくせないぼくのほうさ
“激しさ”ってきっとしわよせでイライラしていて、言葉にもできない、どうしようもない辛さとかそんなものを抱えているのを彼女に八つ当たりしてしまっているのかも。
その後きみはすいた駅を少し走るけども、「少し」っていう所に彼女も追いかけて欲しい気持ちが見える気がします。
別々に暮らす 泣きだしそうな空を 握りしめる強さは今はもうない
二人で一緒に暮らそうとしてた約束があったのでしょうか。でも、お互い泣きだしそうな辛い気持ちになってしまった状態に少し疲れてしまったのか、確信が持てなくなってしまっている感じがします。
一番、これってどういうことなんだろうと考えていたのが
変わらずいる 心のすみだけで傷つくような きみならもういらない
そして私が一番大好きなフレーズでもあるこの部分。
きみに傷つかないで強くなって欲しいのかなと思ったんですが、もしかすると自分の心の隅にきみがずーっといて、きみのことが頭から離れないでぼくの方が辛いんじゃないかと。勝手にぼくの頭の中で君が傷ついて、ぼくも傷ついて…それできみはいらないとか言ってしまっているのかなぁと思いました。
女側が解釈した妄想かなぁ^^;
その後のサビで、「ずいぶん君を知りすぎたのに」「はじめて争った夜のように」
で、長い間付き合っている二人だけど、本当はめちゃくちゃ大事で「行かないで 行かないで」なんて言っているのに口笛吹いて付いて行って、本当は「ごめん!心を入れ替えるから、ちゃんと大切にするから、、!」と思っているのに素直に言えないのかなぁなんて。男のプライド。
肩が乾いたシャツ 改札を出る頃 きみの町じゃもう雨は小降りになる
しばらく、話をしよう。帰る頃にはマシになっているからさ。という感じでしょうか。
「こんなふうに君とは終われない」だから、言いたいことはたくさんあるんでしょうね。
最初の「言葉にできず」からこのぼくの性格の全てをあらわしている気がしてなりません。思ってることと違うこと言っちゃったり、思っていることを言えなかったりするんだろうなぁ。あーーなんて切ないの!!
Bメロに共通している君の仕草。
「ぼくの眼を少し見ていた」と「小さめの傘もささずに」は、ぼくの様子を伺っているのかなという感じがします。
この人は本当に反省してる?でも・・許そうかもう許さないか・・・。
なんて考えているのかなぁと想像しちゃいます。
最後のサビでも君が路地裏に走って消えて
そしてそれをぼくが行かないで 行かないで 口笛ふくぼくがついてく
ケンカしては仲直りして、こうして繰り返しているのかなぁー。と思いました!
それにしても情景が目に浮かぶとても美しい詞とメロディーで本当に素晴らしい曲。
以上、Rainの歌詞考察でした!